
Trip to Liverpool
編集長のリバプール珍道中
コラム「編集長のリバプール珍道中」 編集長がイギリス留学時、リバプールに旅行した話なんですが、2人の日本人の男の子と3人旅、これがすごくおもしろい!
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リバプールに行きたい! Trip to Liverpool
昔から憧れだった国イギリス、特にブリテッシュロックの洗礼を受けてしまった僕にはどうしても訪れなくてはならない場所があった。それはLiverpool。そうですBeatlesを生んだ世界的にも有名な都市。語学留学で1ターム終了後に絶対に行くぞ!と、自分の幼稚な語学力にちと不安を覚えつつも心の中で決めていた。そんなターム終了間近に「ターム終了後何するの?」と子分のような年も結構離れた日本人の男の子二人に尋ねられ、Liverpool行きの話をすると「是非一緒に連れてってよ」とお願いされてしまった。当初一人旅のはずが三人の男臭い団体さんとなってしまった。僕の英語力も当時相当低かったのだがこの二人と来たら「何で留学しに来たの?」という程恐ろしいレベル。その内の一人は学校のレベル分けテストの一番下のクラスにも入れず、図書室の特別クラスに入れられた(これは前代未聞・・でもそのクラスに何故か合わせて三人も生徒がいた)。こちとら自分に対しても不安バリバリなのに頼るどころか逆に頼られる立場となってしまった。困った困った・・・何しろお昼のランチを外に三人で食べに行っても注文一つ出来ないので全て僕が彼等のプチ通訳者として頑張らなければならなかったのだ。これが旅行中ずっとと思うとゾッ〜〜としたものである。とりあえず三泊四日の計画で LiverpoolからEdinburghを廻って帰ってこようという事になったのである。
旅行の計画 Trip to Liverpool
タームも終わろうとしていた頃、そろそろ旅行の計画を立てねばとWHSMITH (本や文具を売っているイギリスでは誰もが知っているお店)で英語のガイドブックを買ってきて昼休みに教室で一人ルートを考えていた。辞書を片手に孤軍奮闘していたところに来ました来ました二人組み。「何やってるの?」と一人。(見りゃ分かるだろ?)と口に出そうになる所をグッと抑えて「今度の旅行の計画してんだ」と言うと。「俺スゲェ楽しみなんだよね!ネェネェ幾ら位金掛かるの?」と聞いてきた。(今計画してるんだからそんな事分かるわけないだろ!!)っと言いたいところを「計画立てた後で教えるよ」と返事。人が一生懸命にガイドブックと睨めっこしてるのに、この二人と来たらガイドブックを横から奪い取り「ネェネェこの単語どういう意味?」と聞いて来る。ちとイライラしながらでも丁寧に教えてあげると、聞いてくるは聞いてくる・・・・何せこいつら殆どの単語が分からないんだから・・・で、さらに載っている写真を指差して「これ何?何?」(何って??僕も未だ行ったこと無いんだから分かる訳ないじゃん!!)と思いつつ、それでも分かることは教えてあげると「Mさん(これ私のこと)スゲェよ、超英語分かってるよ。Mさんと旅行なら超安心!」と言われ、満更でもない気分になった自分が・・・今はちと恥ずかしい・・・。 二人に凄く頼られた僕であったが、この後に訪れる不幸に気づくはずも無かったのである。
出発当日 Trip to Liverpool
いよいよ旅行出発当日、連れの一人、D君が銀行にお金を引き出しに行くとロイズバンクへ銀行口座をオープンしたばかりのD君は「初めてお金下ろすんだよね」と、なんかイヤな予感。「これが銀行のカードなんだけどさぁ、どうやって引き出すのかな?」とD君「パスワードは覚えてるよね?」と確認する僕。「うん、勿論」とD君。この時点では僕も未だ銀行口座をオープンしていなかった。という事はATMの使い方も知らないわけで・・・取りあえずカードを入れてみる。カード入れてATMと格闘しているとパスワードを要求してきた。「パスワードは何?」と僕。「XXXだよ」とD君。「あれ、違うってよ」と僕。「あ、じゃあXXXかな?」とD君(「じゃあXXXかな?」って大丈夫かよ〜)こんな事を数回繰り返した、すると何とカードがATMに飲み込まれてしまった・・・「うわぁ〜〜っ!カードが飲み込まれたよ〜〜」(どうすりゃ良いんだ・・・)とにかく銀行に入っていって説明する事に、銀行のお姉さんに自分の言いたいことは何とか言えたけど相手が言ってることが分からない・・・特に担当のお姉さんの早口な事・・・トホホ・・・「Please speak slowly」とお願いして何とか手続きを完了したがカードは別途郵送されるという事になってしまった。恐らく銀行に頼めばお金を下ろせたと思うんですが、その時は頭が混乱していてD君にお金を貸す事で落ち着いたのです。出発前に既にハプニング。僕のスタミナは切れ掛かっていたのでした。
ローカル駅からロンドンへ Trip to Liverpool
さてトラブルも解決して、とあるローカルの駅からリバプールを目指す事となった。全てを僕に任している二人は生き生きとした表情で楽しそうだが自分自身の世話も焼けない僕としては一応年上という事で事故がないよう、間違いがないように!という責任感で一杯であった。とにかく何も出来ない二人組みなのでローカル駅でリバプール行きの電車のチケットを買う事から僕が聞かなければならないのである。取りあえず往復が安いという事が分かっていたので三人分の往復チケットを購入。タダでさえリスニング力の発展途上だった僕は必死に駅員にルートの確認をしていた。なのにD君が途中から「何と言っているの?」と聞いて来る。発展途上の僕が同時通訳なんて出来る訳ないっつ〜の!!駅員の言っている事の半分くらいしか把握出来なかったが、乗り換えの地ロンドンを目指し出発した僕達であった。リバプールへはユーストン駅から向かう。僕の頭の中では既にビートルズモードにセット完了!アルバムLet It Beを聴きながら悦に入っていると前に座ってる二人が些細な事からイキナリ喧嘩を始めてしまった。凄い睨み合いが続いていたのである。ここは年上として二人を何とかなだめて落ち着かせた。ガイドブックを二人に見せて興味をリバプールへ惹きつけると、10分もしない内にすっかり元の仲良しになっていた。何て単純なんだ・・・こいつら。ようやくユーストン駅に着いた僕等、さぁこれからリバプールへ向かうぞ!!
リバプール到着! Trip to Liverpool
無事にリバプール行きの列車に飛び乗った僕たち。ジュースやお菓子を買い込んでいい歳して遠足気分でワクワクでした。長時間の電車の旅でしたが特に苦になりませんでした。旅の途中、乗務員が切符の確認に来たのですが方言がきつく何か話しかけてくれたのですがチンプンカンプンでした。なんとか笑顔で切り抜けましたが・・・この先、方言が強い街で対応できるかどうかと思うと少々不安になったりもしました。僕は、あのビートルズが誕生した街!中学時代に友人と行けもしないのに旅行の計画を立てたあの憧れの街にもう直ぐに着くと思うと少しセンチな気分になっていたのでした。ようやく列車はリバプールの駅に到着。ガイドブックによると駅を出て直ぐ右にあるツーリストインフォメーションへ行けば、そこからビートルズ観光バスが出ているとの事、列車を下車して早速インフォーメーションへ向かいました。小さな看板が出ていて一安心。観光ツアーがここから出ているのは間違いなさそうです。カウンターでツアーの申し込みをすると、何と今のところツアー参加者が僕達三人だけということでこの人数では出発出来ないと言うのです。「初っ端(しょっぱな)から参ったなぁ〜〜」思わず独り言。タクシーでの観光を勧められましたが低予算の僕たちには無理無理。そこで誰か他のツアー参加者が来るのを待つ事に。神様は僕等を見捨てては居ませんでした、数分待っていると団体さんがやって来たのです。これで出発出来る事になりました。「さぁ出発だぞ〜〜〜!」と連れの二人を見ましたが、 OH〜〜〜っ!と言うどころか何かもう疲れているようでした。
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